plötzlich konnte eins wie das andere sein

ドイツ西部の都市クレーフェルトのカイザー・ヴィルヘルム美術館にて2021年に開催された展示に伴い刊行された、ドイツのビデオアーティスト・Marcel Odenbach（マルセル・オデンバッハ）の作品集。 オデンバッハは、世界史とドイツ史を繰り返し交差させながらビデオやインスタレーション、コラージュと多岐にわたる表現手法を用いて作品を生み出したアーティストで、その取り扱うテーマも責任やアイデンティティの所在と認識、または身近さと異質さの境界線など幅広い。 本書では展覧会に出品された作品の概要やの展示風景をはじめ、専門家がオデンバッハの人物像や作品について明らかにした解説と考察のテキストを合わせて収録しており、その作品制作の背景と意図について読み解くことができる。

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