Dom Sylvester Houédard – frog pond plop

戦後の前衛的な実験文学の中で活躍した人物の一人で、ベネディクト会の修道士に神学者、そして詩人でもあったDom Sylvester Houédard(1924-1992)が手がけた作品を元に生み出されたペーパークラフト作品。
本作に収められている1965年発行の『frog pond plop』は、1686年に松尾芭蕉が生み出した俳句を元に、詩を「カエル」・「池」・「乱れた水の表面の水しぶきの音」という三要素に分類して創作されたもので、この作品を立体物へと進化させたのは世界唯一の芸術専科の寄宿制学校であるチェルシー・スクール・オブ・アートのグラフィックスクールに在籍のEdward Wright,・Nazli Zaki・Matilda Cheungの三人だった。
立体物の形態は子ども同士のゲームに用いられている折り紙のおもちゃの姿が採用されており、遊びを通して詩の世界観に触れることができるように設計が行われている。

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