Mark Rothko: Paintings on Paper

抽象表現主義を代表するアーティスト、Mark Rothkoによる作品集。ワシントン・ナショナル・ギャラリーで開催された展覧会に伴い刊行されたもので、この展覧会ではほとんどが世界初公開の紙に描かれた絵画作品100点以上が展示された。 Rothkoは縦長の大きなキャンバスに描かれた抽象画で知られており、喜び、絶望、忘我、悲劇といったテーマを輝かしい作品で表現しようと試みてきた。しかし、その知名度とは裏腹に、キャリアの中で1,000点以上の紙に描いた絵画も制作していたことを知る人は少ない。 本書は紙作品に焦点を当て、滅多に展示されない100点近い作品を一挙に紹介。キュレーターのグリーンハーフとチームが行った重要な研究を基に、Rothkoの実践の中で認識されていない一面を新たに評価する一作である。

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