Zaido

音大を卒業後、作曲家やプログラマー、デザイナーなど様々な仕事を兼務し、現在は写真家として活動する地蔵 ゆかりの写真集。
本書は、1300年前から行われてきた日本の祭事「祭堂」を中心に、その土地の自然と、そこに暮らし貴重なものを守り続けようとする人々の姿を撮影したもの。
父の突然の死、自身の重体事故、2011年の東日本大震災など数々の悲劇の経たのち、ある日夢枕に立った父から自分がかつて住んでいた雪深い村へ行くように告げられたという作家。
その後カメラを片手に東北地方への巡礼の旅に出た際に撮影された写真がまとめられた一冊。
気の遠くなるような年月の中で計り知れない程の困難を乗り越え、積み重ねられてきた人々の想いが写し出されている。

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