【再入荷】The Rainbow is underestimated

イタリア人写真家、ピエロ・ピエルココ（Piero Percoco）の作品集。

ピエルココはiPhone 6sのカメラを片手に独学で写真を学び、その唯一無二の世界観がinstagramをきっかけに大きな話題を集めた。写真家のジェイソン・フルフォード（Jason Fulford）をゲスト編集者に迎えた前作、『Prism Interiors』が成功を収めた後、ピエルココと出版社のSkinnerbooxはさらに徹底したイメージを収録した新作の制作に取り組んだ。本書は作者が暮らすサンニカンドロ・ディ・バーリ近辺を中心に、南イタリアのプーリア州で過去5年にわたり撮影された写真を収録。長きに渡る試行錯誤の末に生まれ落ちた本作を、ピエルココは「視覚訓練小説（visual training novel）」と呼ぶ。見開きで配置された二枚の写真を組み合わせるような古典的手法ではなく、写真を各ページに一枚ずつ、関連性や視覚的、及び意味的参照の大きな流れのように順序づけて配置することで、作家の日々のルーティーンや写真に対する姿勢を反映するようなシークエンスを構築することが試みられた。

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