ブラックマウンテンカレッジへ行って、考えた

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グラフィックデザイナーの永原康史が、アメリカ・ノースカロライナ州のアパラチア山脈の麓に存在した実験的な教育機関・ブラックマウンテンカレッジ(BMC)を訪ね、25年間にわたる活動期間の軌跡を辿った一冊。
BMCは、バウハウスが閉校したのちの1933年にJoseph Albers(ジョセフ・アルバース)の主導で開校した、「To Open Eyes(目を開くこと)」をテーマとして、学生と教員、その家族がともに集団生活を営み、芸術だけでなく生活そのものを実験の場とすることを目指した教育機関。
キャンパスの建設についても教育の一環として実施され、Buckminster Fuller(バックミンスター・フラー)がドーム建築を試み、John Cage(ジョン・ケージ)が「シアターピース#1」を実演、そしてMerce Cunningham(マース・カニンガム)が舞踏団を結成したほか、Charles Olson(チャールズ・オルソン)のもとでは後に「ブラックマウンテン詩人」と呼ばれる詩人たちも活動するなど、20世紀の芸術に変容をもたらした多くの人物が集った。
そうした背景から、BMCはヨーロッパのモダニズムがアメリカへと流入し、戦後アメリカの美術や文学に影響を及ぼす役割を果たした存在として知られているが、永原は現地でのフィールドワークを通じ、BMCという場所で人々が何に出会い、どのような関係を築いていったのかについて着目。
本書によって、さまざまな思想や価値観を持つ人々が集い、対立や矛盾を抱えながら思索と検討を重ねた場としてのBMCの姿を明らかにしている。

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2024年,新品,H195mm x W135mm x D30mm,BNN新社,3^製本^ハードカバー424ページ

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