往生写集

荒木経惟

細やかに自身と身近な他者との出来事や関係を言葉で綴る「私小説」の形式に倣い、自らの日常を主観的な視点で写真に記録した「私写真」で知られる写真家・荒木経惟の写真集。
2014年に豊田市美術館・新潟市美術館・資生堂ギャラリーの三箇所を巡回した展覧会「荒木経惟 往生写集」に伴い刊行された。
妻・陽子との新婚旅行で撮影した「センチメンタルな旅」をはじめ、妻・陽子が亡くなったあとに自宅屋上で空を写した「愛のバルコニー」、また電通の写真部に所属していた活動初期の作品で、第1回太陽賞の受賞作「さっちん」など、荒木が過去50年間にわたって取り組んできた幅広いシリーズにまたがる約300点の写真を収録。
一冊を通じて、荒木が自身の写真表現の基本的なあり方として掲げる「エロトス(生・性と死)」の揺れ動きが写し出されている。展覧会と本書タイトルの「往生写集」は、平安時代の僧侶・源信が著した仏教書『往生要集』になぞらえて荒木が考案した造語。

TAG:河出書房新社,荒木経惟

2010年,新品,H182mm x W245mm x D23mm,河出書房新社,3^製本^ソフトカバー333ページ

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