Vanishing
Anna Arendt
ドイツ民主共和国(第二次世界大戦後に分割占領されたうちのソ連領側)で生まれ育った写真家・Anna Arendt(アンナ・アーレント)の自身初となる写真集。
アンナは8歳くらいの頃、秘密の隠し棚にある家族の写真アルバムにおける一枚の写真が目に留まった。それは1940年の夏に撮影されたもので、そこには若い祖母と赤ん坊、そしてドイツの軍服を着た祖父が写っており、アンナは戦争のことが気になって祖母たちや父、母に質問をしたが、皆はなにも返答をせずに沈黙の中でただ涙を流すだけであった。
その後に年月をかけて調べていくうち、戦時中に兵士としてポーランドに送られた二人の祖父(一人は戦後2年後に帰還、もう一人は未帰還)の足跡を追うようになり、のちにアンナが結婚した夫・アダムの父である写真家・Sid Grossman(シド・グロスマン)の家族もまた、アンナの祖父たちが送られたのと同じポーランドの地域出身であることが分かった。
本書では、アンナが15年以上の期間にわたってポーランドとドイツで撮影した作品を収録。アンナとアダムの両家にとって地縁がある地域での村や森の姿。アウシュビッツやトレブリンカをはじめとする凄惨な出来事があった強制収容所の跡地。暗い森の中に棲息するシカやオオカミ。そしてアンナが現在拠点とするベルリンにおける身近な人々、友人の出産と、それからわずか4年後に最期を迎えるまでの日々などが収められている。
グリム童話を彷彿とする陰鬱な空気感のモノクロームは、過去の戦争での出来事から目を背けずに向き合う厳しさ、そして記憶の継承や生命の連鎖における悲喜を描き出す。
TAG:Anna Arendt,Charcoal Press
2025年,新品,H248mm x W187mm x D20mm,Charcoal Press,3^製本^ハードカバー144ページ
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状 態 ( 状態ランクについて
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- B : 使用感はあるが、傷・汚れのない比較的良好
- C : 経年並みの使用感や、傷・汚れがある
- D : 大きく目立ったダメージ・汚れが見られる
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