PURPLE 37: THE FUTURE ISSUE

フランス発のインディペンデント・ファッション誌『PURPLE』37号のテーマは「The Future」。本特集を組む上でPurpleは進歩、宇宙時代、新時代をベースに明日の世界をデザインすることを目指した60年代〜70年代の楽観的な物語とサイバーパンク文化や人工知能が登場する80年代のディストピックなビジョンという2つの明白なシナリオをあえて避けた。どちらのビジョンも未来が我々を救うか滅ぼすかという同じ幻想の表裏一体であり、未来が私たちを救うか破壊するかを予測することは不可能だと考え、未来を物語や目的地としてではなく、単に私たちに起こることとして捉えている。トランスの哲学者ポール・B・プレシャード、サイバースペースとゲームについてのジョン・ラフマン、ノンバイナリーのアーティスト、エリザ・ダグラス、バレンシアガのワンダー・デムナなど、まさに未来を体現するクリエイターと数名のアーティストを起用。紹介されたすべてのアーティストとデザイナーは、未来への新しい可能性を開くことを促している。

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