【再入荷】欧文書体デザインの世界

デザイン雑誌「アイデア」で掲載された欧文書体のデザインに関わる特集記事20本を収録した本書。巨匠マシュー・カーターのインタビューや小林章の「オリジナリティと改刻」など、350ページにわたり充実したトピックが収録されている。1980年代、Macintosh到来とDTP環境の普及により金属活字が主流だった欧文活字の世界に大きな技術的革新が訪れ、デジタル技術がそれまでの職人的世界から書体デザインを開放したことにより、欧文書体は爆発的な勢いで増えていった。本書では1990年代のデジタルの可能性を追求した実験的書体から、コンピューターの処理能力の向上やインターネットの普及によって近年ますます洗練された書体が生み出されるまでの四半世紀にわたる潮流全体をカバーし、デザイナーだけでなくフォントに接する一般的ユーザーにとって重要なものとなっている欧文書体のデザインとその文脈を提示する。欧文書体の歴史と潮流を知るためには必読の一冊。

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