Nora Ephron at the Movies

ロマンティック・コメディの巨匠Nora Ephron映画作品をビジュアルと批評の両面から深く掘り下げる一冊。
代表作『めぐり逢えたら』『ユー・ガット・メール』をはじめ、『シルクウッド』や『ハートバーン』といった社会派作品まで、彼女の多面的な才能にスポットを当てる。
著者イラナ・カプランは映画監督としてのエフロンだけでなく、作家、脚本家、エッセイストとしての側面にも注目し、関係者へのインタビューや、印象的なスチール、衣装、美術デザインについても紹介。ロマンティック・コメディに対する偏見を覆し、エフロンがハリウッドにおける女性クリエイターの先駆けであったことを証明する。
映画史やフェミニズムの観点からも読み応えがあり、エフロンの世界観と功績を視覚的・知的に味わうことのできる一冊。

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