Andean Explorer

その穏やかなムードと質感で、数多くのファッションブランドやファッション誌より引く手あまたなアメリカ出身の写真家・Colin Dodgson（コリン・ドジソン）が、ペルー南部に位置する標高2300mの町・クスコからチチカカ湖を経由して、インカ帝国時代の首都・アレキパまでを2泊3日で結ぶ南米初の豪華寝台列車「アンデアン・エクスプローラ」に乗車しながら撮影した写真をまとめた一冊。 本書は同列車を所有する世界的なラグジュアリーホテル・グループ「ベルモンド」が、自社の運営するホテルやサービスへ様々な写真家を招いてアーティストブックの制作を依頼するシリーズの一環として制作された。 列車からの車窓を賑わすアンデス山脈の雄大な山並みや広大な平原、そして列車の中間地点であるチチカカ湖をはじめ、途中下車地のララヤ市場で見つけたアンデス山脈が原産のジャガイモを車内で静物画のように撮影した写真と、列車の動きや時間の経過と共にドジソンの視界を過ぎ去っていた風景の数々が、ページをめくっていくごとに続々と目前に立ち現れてくる。

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