アイデア 331

グラフィックデザインやタイポグラフィを主軸として古今東西のデザインの状況を世界にむけて伝え続けるデザイン誌『アイデア』。 No.331の特集テーマは「デザインを書く」。 同時代のデザインやデザイナーについての考察、デザインの理念や社会への提言など、デザイナーが自らの理念や思想を伝える言葉はいつのまにかテクニックやマーケティングの言葉にすり替えられてしまった。そして、メディアでは「デザイン」という言葉だけが、空疎な響きとともに便利に溢れかえっている。 本特集では、若手からベテランまで61名によるデザインについての書き下ろし原稿と、それぞれの視座から積極的に著作を発表してきた４名のデザイナーへのロング・インタビューを通じ、今グラフィックデザインについて「書く」可能性を探求している。 デザイン批評、デザイナー論、装幀論、エッセイ、社会批評、詩歌など、改めて主体としてのデザイナーが言葉というツールに向きあう。ネットワーク化した現代の情報環境の中で、来たるべき「デザイン文学」の地平をひらく待望の特集。

TAG：誠文堂新光社