The World of Charles and Ray Eames

戦時中そして戦後とアメリカを中心に20世紀における工業製品のデザインに大きな影響を与えたインテリア・プロダクトデザイナーのCharles and Ray Eames夫妻を軸に、夫婦と親交のあった人々との協働を含めて取り上げた展覧会『The World of Charles and Ray Eames』が、2015年から2016年にかけてロンドンのバービカン・ギャラリーにて開催されたことに伴い発行された資料集。科学やアート、文化に歴史、そして技術などさまざまな分野に興味を持ってアンテナを張っていた夫婦は、いつしか科学者や電気工学者、数学者に芸術家などそれぞれの分野の最前線で活躍する人々と交流を深めていった。そうして互いに様々な刺激を受けるうちに、当初は建築や家具、プロダクトデザインのみを扱っていたのが、次第に映画に写真、マルチメディアインスタレーションや美術教育など広範の分野を手がける「研究所」へと進化を遂げていった。本書にはそうした40年に及ぶ先駆的で影響力のある膨大なプロジェクトの数々を雑誌記事や同時代の評論記事をはじめ、夫婦自身によるエッセイや個人的な手紙など様々な資料とともに収録。

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