Turn of the Century: Portraits of Creative Interiors

ロンドンを拠点に活動を行うフォトグラファー・Henry Bourneが1990年代から現在までの30年以上に渡り撮影を続けてきた、建築家やデザイナー、アーティストの自宅や仕事場の様子とともに撮り下ろした家主らのポートレートを収録した作品集。この中にはアメリカの画家兼写真家であるリチャード・プリンスをはじめとして、ベルギーの建築家兼デザイナーのヴィンセント・ヴァン・デュイセンやオランダの芸術家ポーラ・レゴなど世界中の錚々たる人々の自宅や仕事場が登場する。最小限の物だけで暮らすミニマムな部屋から、家主の選りすぐりの家具やアートに彩られた部屋、豪華絢爛な部屋まで多種多様なインテリアが紹介されており、異なる美意識を基準にして整えられた空間を通して、生活の様子や職場環境を垣間見ることができる。20世紀の終わりから21世紀初頭までの期間に撮影されているという背景から、インテリアの流行の変遷を辿る資料としての側面も持ち合わせている。

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