SWITCH Vol.38 No.1 特集 佐内正史 無限の写真家

「朝起きてから寝るまで写真のことを考えて、寝ている時も写真予知夢を見る」と自ら語り、寝ても覚めても写真が頭の片隅に浮かび続けている写真家・佐内正史について78ページにわたって取り上げた特集号。2018年から頻繁に詩の朗読を行うようになり、「写真」と「言葉」という二つの表現を組み合わせることで新たな地平を切り開く、終わることない“途中"にいる佐内正史の“無限"が記録されている。表紙巻頭では文芸誌で詩の発表や回文の創作も行う女優の満島ひかりを迎えて、満島ひかりによる即興回文と佐内正史の写真による共作の撮り下ろしフォトストーリーも掲載。その他にも佐内正史×伊賀大介×池松壮亮による「サナイガ池」と、18ページに及ぶ1万字語り下ろしや、かつて撮り下ろした忌野清志郎の2枚の写真に詩を書き下ろしたり、新型スカイラインを撮影した「ミートボールリンゴレモン」に、LUMIX S1Rを手に大阪を歩き撮影した「銀だこちゃうで、銀河やで」の3つの新作フォトストーリーも贅沢に収録しており、佐内正史の世界観を堪能できる一冊。

TAG：佐内正史,スイッチパブリッシング