Andrea Tippel – Klausnerinnenstück

イラストレーター・造形作家のAndrea Tippelsの作品集。
表紙を飾っている作品はドイツ語で世界・地球を表す単語「welt」の形に切り取られたステンシルテンプレート（型板）を模しており、このオブジェクトには、「内側と外側の関係」や「外の世界と内側の世界」といった意味のほか、洞察や見解、先見性といった意味も込められている。
また書籍名である「Klausnerinnenstück」は13世紀から16世紀にかけて西ヨーロッパ、特に低地諸国で活動していたBeguinesまたはKlausnerinnenと呼ばれるキリスト教の信徒たちによる、自発的な貧しい人々や病人に対するケアや、宗教的な献身を通じて、イエス・キリストの人生の模倣を行うことの大切さを唱えることで精神的な復活運動を行なっていた人々の間で行われていた命令をほのめかしたもの。

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