グラフィック・ビートルズ

本を中心にグラフィックデザインを手がけ、自らを「デザインの歴史探偵」と名乗る松田行正が、20世紀を代表するロックバンド『The Beatles』のアルバム11枚のジャケットデザインとそれにまつわるトリビアを合わせて一章ごとに解説し、彼らのジャケットデザインを「20 世紀デザイン」の潮流と紐付けることで、その革新性を明らかにする。スタジオミュージシャンであったKlaus Voormannがどのような経緯で『REVOLVER』のジャケット・デザインを手がけることになったのか。またポップアーティストであるPeter BlakeとRichard Hamiltonの二人がデザインしたビートルズのジャケットの秘密や、ビートルズのアルバム・ジャケットに携わった写真家たちにまつわる話などを収録。表紙に付けられたA1 判大のパロディジャケコレクションを一枚に収めたポスター、『THE BEATLES』(ホワイト・アルバム)を模したカバーなど、凝った造本も魅力的。

TAG：松田行正,牛若丸