Figures & Faces

パリ装飾美術館の素晴らしいジュエリー・コレクションを紹介するシリーズの第3弾。
本書では人間の姿を模したジュエリーの煌びやかなコレクションを紹介する。ジュエリーは常に想い出、信仰、献身、愛、所属、喪といった人間の最も深い感情を表現する手段とされてきた歴史があり、人間の姿は長い間、宝石職人にとってインスピレーションの源であり、表現の手段であった。ビザンチン時代から始まり中世、ルネサンス、以降に至るまで神話上の人物や聖書の場面がペンダントや指輪に表現されている。
19世紀にはルネ・ラリック、アルフォンス・フーケ、メゾン・ヴェヴェールがエレガントな洗練と技術的な輝きを具現化したブローチやネックレスを生み出し、20世紀には、パブロ・ピカソ、アルベルト・ジャコメッティといった芸術家たちがジャン・ルルサ、リネ・ヴォートラン、クロード・ラランヌといったジュエラーたちとともに、身体を深く個人的な方法で解釈した作品を制作した。

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