The Shape of Freedom International Abstraction after 1945

本書は1945年以降の急進的な抽象画の開花について、抽象表現主義とアール・アンフォルメル（※フランスを中心に興隆した美術運動。不定形の芸術）という広い範囲での画家たちの創造的な相互作用に焦点を当て、新しい洞察を与える内容となっている。第二次世界大戦後、若い世代のアーティストたちは戦間期の支配的なスタイルに背を向け、アメリカでは抽象表現主義、西ヨーロッパではアール・アンフォルメルと呼ばれる画家たちが具象表現や幾何学的な抽象表現ではなく、形や色、素材に対する衝動的なアプローチを追求するようになった。1940年代から冷戦終結までの大西洋を越えた活発な交流を背景に、この2つの姉妹運動を検証していく一冊。

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