Zenker
Yana Wernicke, Jonas Feige
ドイツ系カメルーン人のZenker家を5代にわたって撮影した写真集。ある一人の男性の物語を通して、ドイツの植民地支配の歴史が語られる。
1889年、ドイツ植民地カメルーンのヤウンデ研究所の責任者に就任したライプツィヒ出身の園芸家・植物学者のGeorg August Zenker。彼は家族(ダホメ出身の女性と5人の子供)とともにカメルーンのジャングル奥地に、ビピンディホフというドイツ植民地風の家を建て、1922年にこの世を去った。ゼンカーの子孫は現在、カメルーンやヨーロッパに広く散らばって暮らしているが、彼らの多くは、今は崩れかけたビピンディホフを一族の発祥地と見なしている。
写真家のYana WernickeとJonas Feigeは、Zenkerの人生をたどり、その子孫を描くために、現在のカメルーン共和国に何度も足を運び、このフォトエッセイを制作した。
ポストコロニアルの状況について広範囲な問いを投げかける一冊。
TAG:Yana Wernicke,Jonas Feige,Edition Patrick Frey,The Most Beautiful Swiss Books 2021
2021年,新品,H270mm x W190mm x D26mm,Edition Patrick Frey,3^製本^ハードカバー 264ページ
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