wits' end

アメリカの現代美術を代表するビジュアルアーティストRoni Hornの作品集。 本書には『wits' end』を構成する二つのドローイングシリーズ作品が収録されている。作者は手書きのイディオムや決まり文句、交互表現を素材とし、言葉の意味と曖昧さを探究する。 約300人に土語（その土地に土着している住民の言葉、その土地特有の言葉）のフレーズを5つずつ書き留めてもらい、それらをシルクスクリーンで印刷した。 本作は物質そのもののみならず、その意味、記憶、そして謎めいたコレクターとして制作したそのほか一連の作品群と共鳴する。 収録されているMichelle Whiteによるエッセイでは、”不安定さと動きを歓ぶ” という意味も含みながら「言語が失われ、含意が移行する瞬間」を追求していく。

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