Compose — The Japanese Pavilion. 60th International Art Exhibition(日本語版小冊子付)
Yuko Mohri
2024年4月から11月までイタリア・ヴェネチアで開かれた第60回「ヴェネチア・ビエンナーレ」に日本代表で出品された美術家・毛利悠子の展覧会「COMPOSE」に伴い刊行された作品集に、日本語訳のテキストと毛利が書き下ろしたエッセイを合わせてまとめた小冊子が付属する日本流通限定版。
ここでは本展のキュレーターを務めたSook-Kyung Lee(イ・スッキョン)が毛利のこれまでの展覧会やビエンナーレで発表してきた作品について紹介しており、今回のヴェネツィアでの展示に合わせて生まれた新作《モレモレ》や《デコンポジション》も合わせて収録。
この《モレモレ》とは、近年の気候変動の影響からヴェネツィアが頻繁に受けている洪水をテーマに、東京の駅構内で老朽化により発生した水漏れに対して駅員がバケツやホースなど寄せ集めの道具で応急処置を施した現場を撮影したシリーズ《モレモレ東京》を発展させて、ヴェネチア近郊の古道具屋や蚤の市などで入手した傘や漏斗などの日用品を組み合わせて水の循環を表した作品であり、他方の《デコンポジション》は、ヴェネチアの八百屋や農家から直接仕入れたフルーツに電極を刺して電球やスピーカーと接続し、内部の電解質の増減で光や音が変化する作品。この腐敗が進んだ果物はコンポストで肥料に生まれ変わることで、新たな植物の成長を助け循環する仕組みになっている。一見すると非現実的な様子を成す両作であるが、これらは自然界で起きている現象を簡潔に示したものであり、毛利の作品は日常生活や自然の摂理と密接な繋がりがあることが明らかにされている。加えて、国立国際美術館の主任研究員・橋本梓、美術史家・近藤学によるテキストをはじめ、キュレーターで園芸家でもあるVicente Todolí (ビセンテ・トドリ)による毛利へのインタビューを合わせて掲載。
毛利の独自な視点とその作品の特徴について様々な側面から紐解かれている。
TAG:Yuko Mohri,MOUSSE PUBLISHING
2024年,新品,H350mm x W165mm x D11mm,MOUSSE PUBLISHING,3^製本^ソフトカバー200ページ,4^備考^日本語版小冊子付き
発行年 |
: |
発行年 |
状 態 |
: |
状 態 ( 状態ランクについて )
- A. 使用感が見られず、傷・汚れのない良好な状態です。
- B. 使用感はあるが、傷・汚れのない比較的良好な状態です。
- C. 経年並みの使用感や、傷・汚れがある状態です。
- D. 大きく目立ったダメージ・汚れが見られる状態です。
|
サイズ |
: |
サイズ |
出版社
|
: |
出版社 |
送 料 |
: |
送料についてはこちらをご覧ください
送料は日本郵便または、ヤマト運輸にてお送りいたします。一回のご注文合計金額が20,000円(税込)以上のお客様には全国送料無料でお届けいたします。詳しくはガイドページをご覧ください。
|