Bruno Munari

1930年代にイタリアの前衛美術運動「未来派」の中でも「後期未来派」に分類される時期にキャリアをスタートさせて以来、常に絵画、彫刻、デザイン、写真、そして教授学の分野におけるあらゆる形の実験的な創作活動を行なってきたブルーノ・ムナーリ。 研究者であり、作家でもあるアルド・タンキスによる本書では、「ムナーリ＝芸術家」、「ムナーリ＝デザイナー」、「ムナーリ＝教育者」という3つの古典的な区別を統合し、ユニークで多面的なキャラクターであるブルーノ・ムナーリの活動全体の根底にある詩学を概説することを目的としている。 ブルーノ・ムナーリの最初の芸術的実験から、彼の名を世界中に知らしめた作品までムナーリの作品、時代の芸術的潮流との関係、子どもたちの世界や教育への関心、彼を常に独創的な人物にした特異性、未来派の中の未来派、抽象派の中の抽象派、現代グラフィックを変えた潮流との関係、具体主義と「優れたデザイン」のアニメーター、プログラム・アートの理論家などを収集し、回顧している。

TAG：Aldo Tanchis,Corraini Edizioni